2024年で創立34年を迎える小さな絵本美術館。これまで、絵本作家 さとうわきこの作品をはじめ、国内外問わず数多くの絵本原画や絵画、古い絵本などをご紹介してきました。
しかしながら建物や設備の老朽化に伴い、貴重な絵本原画や作品にも大きな影響が生じてきました。
貴重な作品を次の世代へと大切に守っていくために、
小さな絵本美術館は「ばばばあちゃん基金」を立ち上げる運びとなりました。
ご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
一般財団法人 小さな絵本美術館
小さな絵本美術館は1990年に長野県岡谷市のりんご園のそばにひっそりと開館しました。
当初は、館長である武井利喜と、絵本作家のさとうわきこが個人で制作・収集してきた作品を展示していた、ごく小さな美術館でした。1997年には八ヶ岳の麓に別館が建設され、2024年で創立34年を迎えます。長い時の中で、国内外に住む数多くの作家やそのご家族と関係を築き、大切な作品を少しずつ譲っていただいたり、お預かりするようになりました。さとうわきこはもちろんのこと、ハンス・フィッシャーやフェリックス・ホフマン、エルンスト・クライドルフのコレクションは、世界でも指折りの作品数を所蔵しています。
しかしながら建物や設備の老朽化に伴い、貴重な原画や作品にも大きな影響が生じてきています。
絵本原画は、その多くが温湿度や虫などにも影響を受けやすい紙を基底材としています。これまで個人で作品を収集し、保管・展示をしてきた当館では、収蔵庫や展示室の設備も不十分な箇所が多く、適切な環境で保管するには、設備の大幅な改修・そして作品の管理、保存修復を行う人員が必要です。美術館の運営業務のみでは、スタッフの補充や改修費用を捻出することが難しい状況が続いています。また、「ばばばあちゃん」や「せんたくかあちゃん」をはじめとする さとうわきこの作品は、その多くが繊細な水彩で描かれています。水彩画は油彩画などに比べ紫外線に弱く、注意をはらって展示していても、年月とともに褪色が進んでしまいます。これまでであれば、色の褪色については、さとうわきこ本人が色の塗り直しなどの修復を行っていましたが、今後は同様の対応はできません。
2024年3月、当館の主宰であるさとうわきこが急逝したことは、私たちにとって大きすぎる悲しみでした。
わきこさんがいない寂しさが癒えることはないけれど、いつも楽しいことを見つけては笑っていたわきこさんの想いを受け継ぎ、貴重な作品を、そして美術館を守っていきたいと思っています。
わきこさんが残してくれた貴重な作品を次の世代へ大切に受け継いでいくために、ご支援とご協力をお願いいたします。
【寄付金額】
1口 5,000円
【寄付方法】
① 小さな絵本美術館 岡谷本館・八ヶ岳館 窓口にて受け付けております。
② お振り込み
下記の振込先へお振り込みをお願いいたします。
※お振り込み時の手数料は、別途ご負担をお願いいたします。
〈振込先〉
楽天銀行 第四営業支店
口座番号:7363771
加入者名:一般財団法人 小さな絵本美術館
その他、美術館の力になっていただける方を募集しています。
名前の通り、"小さな"美術館です。みなさんのご協力が私たちの大きな力になります。
ご支援、ご協力をお願いいたします。
岡谷本館・八ヶ岳館の入館が1年間無料になる会員制度があります。
楽しみながら、継続的にご支援いただけます。
② ボランティアに参加する
最少人数のスタッフで運営しているため、イベントや展示替え、おたより発送や周辺整備など、多くの方にご協力いただきながら実施しています。
ご興味のある方は下記のフォームよりお問合せください。