夏目尚吾
『サンタさんの青い球』展
夏目尚吾の描く、クリスマスのお話。
サンタさんは自分でつくった青い球が大のお気に入り。しかしその中ではしだいにけんかが始まり汚れてにごっていってしまいます。それを見たサンタさんは・・・。
心に響くお話が繊細なタッチで丁寧に描かれています。夏目尚吾のまた別の魅力に出会える作品です。
☆年内は12月17日(日)まで開館。
12月18日(月)~1月5日(金)まで休館。(館内整備のため)
西村繁男「おばけでんしゃ」展
西村繁男さんの描く、独特で不思議な
ものがたり。
こわいはずのおばけも、友だちになれそうな気がしてきます。
「むしむしでんしゃ」「やこうれっしゃ」も一部公開予定です。
夏の大すきを集めた、とびきり楽しい企画展。
~会期中のイベント~
7月15日(土) 18:00- 諏訪の長い夜 『夏の夜のおはなし会』 岡谷本館 18:00~
「絵本作家の一枚絵」展
絵本作家が描きだす、一枚の絵がものがたる、魅力あふれる世界。
「絵本」の枠に収まらないその表現は多岐にわたります。
瀬川康男、スズキコージ、片山健、大道あや、木葉井悦子、長新太、北田卓史、やまわきゆりこ、エルンスト・クライドルフ、ハンス・フィッシャー、フェリクス・ホフマン、モーリス・センダック、ヨゼフ・ラダ、アニタ・ローベルほか
すてきな出会いがきっとあるはずです。
~期間中のイベント~
6月10日(土) 15:00- おはなし会 『雨をたのしむ』おはなし 岡谷本館
左から:モーリス・センダック「Happy Birthday!」/ やまわきゆりこ 1995年/長新太「ふくろうとなんじゃもんじゃ博士」
語り 語り継がれる 日本のむかしばなし
「田島 征三 きんたろう」展
2017年3月18日(土)~5月15日(月)
今から1000年あまりも昔のこと。の国(静岡県)、足柄山(あしがらやま)の山奥に、ひとりの男の子が生まれました。まっかなからだに「金」の腹掛け。
「うんそら どっこい、よいやさの よいやさ!」小さなころからちからもち。 何世代にもわたり、語り継がれてきた むかしばなし「きんたろう」は、いつのまにか私たちになじみのあるものがたりです。
会場には、今にも動き出しそうな、田島征三の描く『きんたろう』絵本原画を展示いたします。 いきおいのある語りとストーリーを、田島征三のちからづよい絵筆とともに、味わってみてはいかがでしょうか。 2017年、強く優しいその姿に思わず笑みがこぼれる「きんたろう」がみなさまをお迎えいたします。
同会場特別展示:「やまんば」久米 宏一 1976年 小学館絵画賞受賞/須藤 克三 (作)より,
「節分」大道 あや / 巌谷小波 編『世界お伽噺第70編』博文館 明治38年(1905年)
世界最大規模の絵本原画展「ブラティスラヴァ世界絵本原画展(通称BIB)」1969年、「ちからたろう」での BIB金のりんご賞を始め、国内外での受賞多数。精力的な活動をつづける田島征三の力強い絵筆で描かれた、「きんたろう」絵本原画 全展が会場にならびます。
※ゴールデンウィークは無休です。
やまわきゆりこ絵本原画展
『ぐりとぐら』でおなじみの、やまわきゆりこ。
いちど見たら忘れられないその絵は、見ているだけでほっこりした気持ちにさせてくれます。
優しい色づかい、登場人物のあたたかな表情は、きっと子ども時代をゆたかに彩ってくれることと思います。
昔子どもだった皆さんも、ふっとあのころのなつかしい思い出がよみがえってくるかも・・・。
~6月中旬まで 「ばばばあちゃんのなぞなぞりょうりえほん 『むしぱんのまき』」
~9月上旬まで 「ばばばあちゃんのアイスパーティ」
~11月中旬まで 「ばばばあちゃんのなんでもおこのみやき」
~1月上旬まで 「ばばばあちゃんのおもちつき」
さとうわきこの人気シリーズばばばあちゃんおりょうり絵本シリーズの絵本原画展。アイデアいっぱいのばばばあちゃん、おりょうりだって、たのしまなくちゃ。どんなものができるかな。
「10人の絵本作家が描く宮澤 賢治」展
2017年4月15日(土)~7月17日(日)
前期:4月15日~5月28日(日) 後期:6月3日(土)~7月17日(日) 世代をこえ、多くの人に愛され続ける「宮沢賢治」の物語。賢治のもつ深い思想や世界観、気高い祈りや願いに裏打ちされたその世界は、多くの人を魅了してやみません。2017年は、八ケ岳小さな絵本美術館開館20周年の記念の年です。この記念すべき年に、日本人の心をとらえてやまない宮沢賢治の作品を、絵本作家たちが描いた絵本原画でご紹介します。宮沢賢治の文学に触れ、それぞれの絵本作家が思い描く、賢治の世界をお楽しみいただける機会になることを願います。10人の絵本作家が表現した宮沢賢治の物語。多彩な手法によって描かれる表現・風景の違いもまた、お楽しみください。
【前期展示作品(4月15日~5月28日)】 【後期展示作品(6月3日~7月17日)】
雨ニモマケズ 柚木沙弥郎 狼森と 笊森、盗森 片山健
オツベルと象 荒井良二 やまなし 川上和生
よだかの星 ささめやゆき なめとこ山の熊 あべ弘士
気のいい火山弾 田中清代 月夜のでんしんばしら 竹内通雅
虔十公園林 伊藤秀男 黄いろのトマト 降矢なな
八ヶ岳館開館20周年記念 読み継がれる名作絵本のマイスター
ハンス・フィッシャー展
-線がおどる 物語がはずむ-
「こねこのぴっち」でおなじみのハンス・フィッシャー。
踊るような線で、リズミカルに物語を描きだし、見るものに強い印象を残します。
49年の短い生涯ながら、絵本、舞台装置、教科書の挿絵、壁画など、幅広い分野で才能を発揮し、今もなお愛され続ける作品を多く残しました。
八ケ岳館開館20周年を記念し、小さな絵本美術館の所蔵保管してきたほぼすべての作品を一堂に公開します。
~イベント情報~
ペープサートで「ブレーメンのおんがくたい」を演じてみよう①場所:八ヶ岳館
7月29日(土)13:30~ ペープサートづくり
8月26日(土)13:30~ 練習 15:00~ 発表会(全2回・参加費300円/対象:中学生まで)
☆館長ギャラリートーク
8月12日(土)、9月9日(土)各14:00~ 「ハンス・フィッシャーと子どもたち」
子どもの世界をいきいきと描き続けてきた片山健。
初期の鉛筆でかかれた作品から、力強く、優しいまなざしのもと描かれた色彩豊かな作品まで、自身の変化とともに移り変わる作風に着目し、作家の内面にも迫る展覧会です。
【展示作品】
『ゆうちゃんのみきさーしゃ』(1968年 油彩)『もりのおばけ』(「こどものとも」1969年)『おなかのすくさんぽ』(1992年)『たのしいふゆごもり』(作・片山令子1991年)『おやすみなさいコッコさん』(1982年こどものとも 福音館書店)『なっちゃんのなつ』(2003年月刊かがくのとも 福音館書店)『むかしむかし』(詩・谷川俊太郎 2010年)『えんそく』(大型絵本 架空社)『ぼくからみると』『かかし』他、鉛筆作品・油彩作品、画集『マッチのとり』『美しい日々』『迷子の独楽』